救急車で北朝鮮との国境沿いを走る

kerompa2007-11-01


せっかくなので北朝鮮の国境付近へ行こうということになる。


同僚の親戚が衛生局に勤めており、仕事がてら連れて行ってくれるという。アパートの前に来たのは、……き、救急車?
同僚、同僚のお母さん・親戚と衛生局の人が乗り込む。


レッツゴー。
街を抜け、畑の間の道を2,30分走っていく。時々止まると、親戚のお兄さんがビンを持って車の外へ出て行く。村の水質検査のため、ビンに水を入れ持ち帰るらしい。

北朝鮮を結ぶ橋が架かっている、国境警備隊の事務室前に到着。橋の方へ行こうとすると、警備隊が出てきて下がれという。ちぇ。

また10分ほどがたがた道を走る。山沿いに作られたくねくね曲がった1本の道しかなくなる。横は河原。川の向こうに北朝鮮がずっと見えている。夏になると、川底に足がつくほどの浅さになるという。
車も殆ど走らない道で歩いていたら目立ってしょうがないとは思うが、その分出入りは簡単そうだ。何度か北朝鮮の村や町が見えるスポットで止まり、写真撮影。

「三合」村で昼食。地鶏の煮込み料理を出してくれる店。他には自家製豆腐や漬物などを食す。特にゆで卵がおいしい。ふわっとやわらかく、黄身が大きい。

帰りに以前同僚が住んでいた村に寄る。彼女の家も外から見る。他の人が住んでいるようだ。
その集落には10数戸ほど家が建っているだろうか、だが現在も住んでいる形跡のある家はわずかだ。より便利な町の方へ移っていったのかもしれない。

30分ほど走り龍井市内に戻った。村を見た後では、そこが大都会にも見えてくるのだった。