龍井最終日

延吉駅


朝寝をし、同僚のお母さんの朝ごはんをいただく。ご飯に漬物がたくさん、豚足の煮たのやらなんやら。どれもとてもおいしい。お米もおいしい。延吉は以前お米を皇帝に献上していた米どころらしい。

今日の目的は「変身写真を撮ること」。写真館で、お化粧してもらって着せ替え人形となっていろんな写真を撮るものだ。以前同僚が撮った写真を見せてもらっていたので、いつかは撮りたいと思っていた。

朝食後、早速「街で一番クオリティの高い」写真館へ。6寸の写真が1枚15元。同僚とのペア写真、個人写真合わせて6枚ほど撮ってもらうことにする。Cocco似のお姉さんがヘアメイク・衣装から写真まで担当してくれた。

衣装は朝鮮族の衣装・ドレス・私服から選べる。ドレスはどれも肩がむき出しでとてもとても……だったので全て朝鮮族の民族衣装を着ることにする。
掛けてある衣装から好きなものを選べるのかと思ったら、お姉さんが「はい、これね」と強制的に渡してくれる。多分それがおすすめなのだろうということで黙ってお姉さんのチョイスに従った。
服を着て化粧してもらい、隣の撮影スタジオへ。「笑って」……あっ、日本語だ。衣装1枚につき写真は決まって3枚。アルバムを作るときのような気合の入れ方はないようだ。

約3時間で終了。2人で3時間なら早い方だ。小腹が空いたので、「鍋包肉」と冷麺を食べに行く。北朝鮮風だという冷麺はあまり甘くなく、酸味が強くてさっぱりしている。

食べ終わってから少し散歩。もう外は暗い。川沿いを歩いたが、さすがに冷えていた。

帰宅後、少し眠り、22時少し前に出発。同僚もお母さんも駅まで送ってくれるという。延吉へ行ってくれるタクシーを見つけ、乗り込む。

延吉駅到着。帰りも同じタクシーで帰るため、お母さんは車で待機。お礼を言って別れる。同僚は駅の待合まで送ってくれる。

23時45分延吉発。始発駅はトモンで、延吉は途中の駅なのだが、見たところ殆どが延吉から乗った模様。大連から出る汽車は22時で消灯だったが、この汽車はまだ電気がついていた。

少し風が抜けていってすうすうする。丸まって眠りについた。