ブレーキのきかない自転車

シルバーの大きな自転車。ひとこぎするのにも苦労する。持っていた覚えもないが、貸していたらしく、返ってくる。返してくれたのは、家から遠く離れたところ。こいで帰らなければならない。しかし、かなりブレーキがききにくく、危ないので、近くの自転車屋へ行く。
学生時代お世話になっていた、自転車を愛している自転車職人のおじちゃんがいる店。口癖は「大事にすれば、後20年は持つよ」。店の正面はどこかの大学の新校舎。おじちゃんは素早く修理し、ぴかぴかにしてくれる。