謹賀新年、そして
あけましておめでとうございます。
長らくブログ止まってしまいました。(先ほど11月の旅行記を全てのせました)
10月末で退職し、11月10日に完全帰国。3年と3か月の中国生活にピリオドを打ちました。
今は東京で就職活動の日々です。
3年ぶりの日本のお正月。
思ったほどの感激はないけれど、回りにお正月の雰囲気があるってだけで、なんとなくうきうきとするものです。
ブログは、せっかくの海外生活を記録しておこうと始めました。
帰国した今、さてどうしたものかなと思案しているところです。
なので、いったんお休みしようと思います(ここはしばらくオープンにしておきます)。
2008年が皆様にとって有意義な年となりますように!
長春最終日
午前中はゆっくりする。シャワーを浴びるが(大連を出て初めてのお風呂だ)、ぬるいので髪を洗うのは断念する。ここで風邪をひいたらもともこもない。
「お母さんがボケ始めてしまって、どうしよう」ドラマをぼーっと見ていたら、昨日まだ実家に帰っていた学生がホテルを訪ねてきて少し話す。
C君は今年の日本文化祭のDVDを持ってきてくれた。帰ってから観るのが楽しみ。
お昼はクラスの皆と市内の火鍋屋さんへ。何人か、乾杯の挨拶をしてくれる。
15時、「トマト」という名のカラオケ屋で移動。
大きなスクリーンがある室内。電気を暗くして、ポップコーンやら瓜子やら栗やらをぽりぽりかじる。
1年生の最後に初めて皆でカラオケに行ったときより、皆上手になっているし、歌うことに抵抗を示す子も少なくなったような気がする。
長春へ
早朝起きたら、6床あるベッドのうちまだ人がいるのは2床だけだった。延吉で乗った時は満員だったので、途中下車したらしい。
8時15分、定刻に長春駅到着。改札口で以前教えた学生のYさんとSさんが迎えに来てくれていた。今年できたという「軽軌」に乗って大学まで行く。
学生寮に到着。寮で、以前の「04級電子商務日語」クラスの皆に会う。
あのとき1年生だった皆はもう4年生。就職が決まった学生、活動中の学生。一人ひとりの状況を聞く。
「先生、日系企業の面接を受けるときは少し化粧をしたほうが良いと聞きました」と、お化粧をちゃんとするようになっている。大人だなぁ。
夕方は失礼して、長春時代の知り合いとご飯。彼女は留学生で、本科の中国人学生に混じって歴史を学んでいる。すっかり話し込み、21時に店を出る。タクシーで学校まで戻る。
21時半。寮に入り廊下を歩いていると、後ろから呼び止められる。学生以外は寮に入れないとのこと。去年までは入れたのに……。
どうやら学生の寮が変わって管理おばちゃんが変わったのと、盗難事件が起きたのとで規制が厳しくなったらしい。
ここは長春の郊外。これから1人で市内までタクシーに乗るのは危ない、と言う。
結局、学生に案内してもらい近くのホテルに泊まる。
龍井最終日
朝寝をし、同僚のお母さんの朝ごはんをいただく。ご飯に漬物がたくさん、豚足の煮たのやらなんやら。どれもとてもおいしい。お米もおいしい。延吉は以前お米を皇帝に献上していた米どころらしい。
今日の目的は「変身写真を撮ること」。写真館で、お化粧してもらって着せ替え人形となっていろんな写真を撮るものだ。以前同僚が撮った写真を見せてもらっていたので、いつかは撮りたいと思っていた。
朝食後、早速「街で一番クオリティの高い」写真館へ。6寸の写真が1枚15元。同僚とのペア写真、個人写真合わせて6枚ほど撮ってもらうことにする。Cocco似のお姉さんがヘアメイク・衣装から写真まで担当してくれた。
衣装は朝鮮族の衣装・ドレス・私服から選べる。ドレスはどれも肩がむき出しでとてもとても……だったので全て朝鮮族の民族衣装を着ることにする。
掛けてある衣装から好きなものを選べるのかと思ったら、お姉さんが「はい、これね」と強制的に渡してくれる。多分それがおすすめなのだろうということで黙ってお姉さんのチョイスに従った。
服を着て化粧してもらい、隣の撮影スタジオへ。「笑って」……あっ、日本語だ。衣装1枚につき写真は決まって3枚。アルバムを作るときのような気合の入れ方はないようだ。
約3時間で終了。2人で3時間なら早い方だ。小腹が空いたので、「鍋包肉」と冷麺を食べに行く。北朝鮮風だという冷麺はあまり甘くなく、酸味が強くてさっぱりしている。
食べ終わってから少し散歩。もう外は暗い。川沿いを歩いたが、さすがに冷えていた。
帰宅後、少し眠り、22時少し前に出発。同僚もお母さんも駅まで送ってくれるという。延吉へ行ってくれるタクシーを見つけ、乗り込む。
延吉駅到着。帰りも同じタクシーで帰るため、お母さんは車で待機。お礼を言って別れる。同僚は駅の待合まで送ってくれる。
23時45分延吉発。始発駅はトモンで、延吉は途中の駅なのだが、見たところ殆どが延吉から乗った模様。大連から出る汽車は22時で消灯だったが、この汽車はまだ電気がついていた。
少し風が抜けていってすうすうする。丸まって眠りについた。