雪の日はこんな遊びで

こんこんと雪が降り続いている。
日曜日に日本語能力試験は無事終わったものの、遠方へ受験しに行った学生の中にはまだ帰れないでいる人もいる。
汽車は普通に走っているのだが、高速道路は閉鎖されたり、徐行運転を余儀なくされていたりするらしい。そのため、昨日バスの切符を買ったが運行中止になり、今日の夕方汽車で帰る学生もいるそうだ。
そんなこんなで、今日の出席者は16人、過半数割れ。授業は進めないことにした。
こんなこともあろうかと思って持っていった折り紙で、鶴を折る。
よく日本の遊びとして紹介される折り紙だが、中国の学生の中にはいろいろ折れる人もいるので、「文化紹介」には適さない。何人かは船やきつね、星などを折って見せてくれた。
中国で折鶴はお見舞いのときだけでなく、友達の誕生日や恋人にあげるそうだ。恋人にあげるときは999(あるいは99、9999)羽折る。「9」の発音は「長久」の「久」と重なる。そのことから、ずっと一緒にいられますように、という意味を込めて贈るのだそうだ。
日本人からすると縁起が悪そうな数だけれども。