個人指名恐怖症

この仕事を始めて以来、ずっと苦手なこと、それはトレーニング中に個人を指名して答えてもらうことだ。
理由は、わたしが当てられるのが嫌だからだと思う。
当てられるともう何がなんだか分からなくなって、どきどきして、何も言えなくなってしまうのだ。
「自分が嫌なことは、他人にもするな」と言うではないですか。

もちろん、個人指名が大事なことだとは頭では分かっている。この「頭では分かっている」というのがクセモノで。


個人指名の良い点・悪い点
良い点

  • 個人的な理解度が把握できる
  • クラスの緊張感が保てる

悪い点

  • 答えられなくて恥ずかしいと感じる(それが次の学びの原動力になってくれればいいのだが)。
  • 指名の技術が下手だと悪影響を及ぼし、内容以外に気を取られるようになる


でも、最近受けたトレーニングや、他のトレーナーのトレーニングから、もしかしたら、他の人にとっては、わたしほど指名されることに抵抗を持っていないのでは、と思い始めた。
で、今日・昨日とおそるおそる個人に当てて、例文を作ってもらったり、昨日の内容を言ってもらったりしている。そんなに悪い感触はない。やはり考えすぎだったのかな。

と同時に、個人指名時の指導技術の未熟さが露呈されてきたように思う。


わたしが考える指名の技術、とは

  • 同じ人ばかりに当てない
  • ばらばらに当てる(席順に当てない)
  • 集中力が切れている人に当てる
  • 良い意味で期待を裏切る(例:当たると思っていない人、分かっていそうな人/分かっていなさそうな人に当てる)
  • テンポ良く当てる

かなり注意力が必要。