向田邦子『夜中の薔薇』(講談社文庫)

まだ途中。中には日記もある(『下駄の上の卵酒 酒中日記1』『小者の証明 酒中日記2』)。これは武田百合子の日記(『日々雑記』)と明らかに異なる読後感。なぜ異なるのか考えたいところだ。今のところ
向田:
うじうじ、いじいじ。モノに対して主観的に形容している。
武田:
さっぱり、いさぎよい。モノを客観的に見ようとしている。
…という稚拙な分析。