おじちゃんじゃないんですけど……

男性のL.C先生(中国人)が日本(大阪府)留学中に経験した話。

息子Uの友達(日本人)が、家に遊びに来た。
その子は、自分に向かって、
「あ、Uのおじちゃん、こんちはー」と挨拶した。
しかし、自分はUの父親である。
「いや、僕はUのおじちゃんじゃなくて、お父さんなんですけど……」


言葉どおりとれば、「Uのおじちゃん*1」とは、「Uのお父さんかお母さんの男兄弟」である。
しかし、ここでは「Uのおじちゃん」は、「Uの父親」を指す。
この用法は、普遍的に使われているものだろうか。


わたし*2も、子どものときは、友達の親に向かって「おばちゃん」「おじちゃん」だけではなく、
「○○ちゃんのおばちゃん」「××ちゃんのおじちゃん」と呼びかけていたと記憶する。

*1:もちろん、単に「おじちゃん」だけなら、他人の父親を示すことは十分可能だ。

*2:広島出身