瀋陽故宮

水曜日から金曜日まで、終日トレーニングを受けていた。
トレーナーはインド人、講義は英語。このトレーニングは受講必須で、中国語か英語しかないから、私の外国語レベルでは英語に出席するしかない。

内容は、大きく言えば業務の欠陥を改善するプロセスを学ぶ、というもの。
久しぶり(というか、大学以来だ)の英語の講義、聞きなれない統計用語、内容の多さ。

生涯で一番つらい学びのひとつに数えてもいいと思う。
終日のトレーニングだから、当然通常の仕事はできない。残業することになる。遅く帰宅して、ご飯を食べ、内容にかなり取りこぼしがあるから、復習する。分厚いテキスト。必死に覚える。でも覚えきれない。翌日、前日の内容を聞かれる。うまく答えられなくてトレーナーのご機嫌を損ね、がっかりさせたことでこちらもあーあ、となる。でもそこでふてくされていてはすべてが終わってしまう。

2日目の夜に復習中そのまま寝てしまい、夜中に頭痛で目が覚めたときはさすがにギブアップしそうになったが、つらいものをつらいと言うのは誰でもできること。

仕事の時間を使って学ばせてもらえるんだし、全く分野の違うことに触れられるのだから、幸せなことだと思ってみたら楽になった。


なんとかトレーニングは終了。あまりに嬉しくて、同僚と日本料理屋で熱燗を一杯。……しみた。

さてさて、後は来週の試験にパスできるように準備しなければ。