相手が「分かった」だけで安心していないか

「分かった(分かる)」と「できる」は別の次元にある。水泳の本を10冊読んでも実際に泳げるようになるわけではないことからも明らかなことだが、これが言語となると、「分かった」だけで「できる」ようになっていないことが多いように思う。あるいは「でき」てもその場だけだったり。
教える側は、自分が担当する部分をうまく教えようとするあまり、相手が「できる」ようになったかどうかまで十分確認してないことがある。極論から言えば教え方がめちゃくちゃでも相手の印象に残り、できるようになっていれば良いわけだ。


先日受けた研修では、「分かる」「できる」だけにとどまらず、「できる」の先には「うまくできる」、そして「いつもできる」があるということだった。「いつもできる」までどうもって行くかがトレーナーの力量と言えそうだ。