中国⇔日本 お土産あれこれ

いつも悩むのがお土産ですが、わたしなりにはこんな感じで決まってきています。あげる対象にもよるので汎用性があるとは言えませんが、ご参考までに。

日本→中国
<好評だったもの>

  • 絵葉書(学生・お年寄り向け):「宮島」みたいなタイトルで1セット10枚とか入っているようなものだと、1人1枚ずつ配れば良いし、その喜びようは日本の学生の比ではありません。
  • 飴(学生向け):これもお徳用を買っていけば、ひとつずつ配れるので、気軽なお土産になります。
  • ファンシーな事務用品:会社で若い女の子なんかにはいいようです。猫の形のマグネットを自分の机で使っていたら、欲しいと言われたのであげました。逆に学生は、マグネットを使うような環境に住んでいない(冷蔵庫もないし、黒板にも磁石は使えない)ので不向き。
  • 富士山・桜・舞妓さんをあしらったもの:これも相手がどのくらい現状の日本を知っているかによると思うのですが、ローカルな方には「いかにも!」なものの方がウケることもあります。富士山シールとか、こっちは「うーん」と思ってしまうのですが、意外に好評だったり。
  • 和菓子詰め合わせ:和菓子は小豆餡を使っているので抵抗が少ない模様。きれいな個包装のものは会社で「日本のお菓子は小さくてきれいねぇ」と喜ばれました。
  • 切手:実際あげたことはないですが、結構喜ばれるのではないかと思います。
  • Made in Japanと書かれているもの:知り合いの中国人がお土産としておもちゃを買うのに付き合ったことがあるのですが、彼女はMade in Japanかどうかをチェックしていました。そういうことを気にする人もいるようだ、というだけですが。

<不向き・好評ではなかったもの>

  • ちりめん細工:牡丹の絵があしらわれているような巾着なんかは、中国のデザインと思われることがあります。
  • ハンカチ・タオル・手ぬぐい:中国で安く手に入る布類は、安物だと思われるようです。手ぬぐいが好きで初めはよく買っていたのですが、木綿のせいか、あまり喜ばれたことがありません。結構高いのですが……。
  • 扇子:欧米の方にはいいのでしょうが、中国にはたくさんあるのでこれも不向き。

中国→日本
<好評だったもの>

  • 携帯ストラップ:組みひもで作ったものや、小さな玉がついているもの等。女性に好評。小さいのでかさばらず、また汚れれば捨ててもらえるので(というかいつの間にかなくなってたりしますし)、相手にあまり負担にならない模様。
  • ロッテ製品:ロッテのガム(BlackBlackとか、Flavonoとか)は、中国メーカーではないので厳密には中国土産とは言えないのですが、日本で売っているものとパッケージが殆ど変わらないので、比較的心理的負担が少ないようです。製品の中国語訳もおもしろいみたい。ロッテといえば、「コアラのマーチ」でも良いのですが、箱がスーツケースの中でつぶれやすいです。その他類似商品として、クラフトのOREOも良いと思います。

<不向き>

  • お茶:ジャスミンティーなど、以前はよく買って帰ったのですが、意外にお茶を家で飲まない人が多く余ることしばしば。軽くていいのですが……。農薬もちょっと心配です。
  • シルク製品:ティッシュケースなど。造りの繊細さにも拠るのかもしれません。
  • 中国メーカーのお菓子:さんざしのゼリーや、パイナップルクッキーなど、中国に住んでいると「なかなかおいしいじゃん」と思うものも、パッケージからして日本の方々には不審なものに映るようです。おいしいんだけどな……。さらに残念なことですが、中国産食品関係のニュースが大きく日本に報道される今は、なおさら食品関係のお土産を控えた方が良さそうです。

喜ばれるお土産、というところからも価値観が見えてなかなか深いものがあるように思います。
皆様のご意見もお寄せいただければと思います。