テレビっ子の効果

外国語の学習法で時々「分からなくてもラジオやテレビで外国語を流しておく」というのを聞く。
リスニング力はほぼ単語力。知らない言葉は何度聞いても分からない。だからあまり意味がないと思い、今まで試したことはなかった。

が、せっかく中国語のテレビが見放題なのだ。去年のHSKでもリスニングに問題アリだったので、朝起きたらCCTVの「朝聞天下」、通勤時にはThe Best Way to Learn Mandarin Chinese Online – ChinesePod、夜帰ってきてからも分からないながらCCTVのニュースやドラマを流すようにし始めた。

2週間ほど続けてみたところ、純粋なリスニング力とは少し異なる効果はあるようだ。

まず、ナチュラルなスピードを聞くのに慣れてきた。分からないのは相変わらずだが、速いという理由で怖気づくことはなくなった。それから、どこかで覚えた単語が突然聞こえてくることがある。分かるとちょっと嬉しい。
一番の変化は、中国語を聞かないとむずむずしてくるようになったこと。つまり、中国語を聞くのが苦痛ではなくなったのだ(中国に2年以上もいて、何を今さらという感じだが)。分からないことに慣れてしまったということなのかもしれないが、「中国語=勉強しなきゃ」と構えすぎずに、中国語のそばにいられるようになったのだと思う。