教師

自己開示

1年生の男性6名のうち、最終的に3名が「詩人」になった。 まず、授業時のスピーチで、L.Kさんが詩を発表することで自己開示をし、それが皆に受け入れられた。 それがおとなしい男性たちにいい影響を与えたのではないか。 つまり、自己開示をしても、否定され…

F先生の話より

F先生は、定年までI商事の海外支社で勤め上げ、その後中国に語学留学。 現在は中国の大学で経営・経済を教えていらっしゃる。 近い将来、美容、看護(高齢者介護施設含む)の分野で、日本に海外からの労働者が入ってくるのは間違いない。 次に日本語を必要とす…

海外で母語話者を雇う意味

海外の学校で母語話者を語学教師として雇う意味は、 自然な発音を聞かせたい。 自然な文法を教えたい。 ということにある。 そこにもう1つ、「時間の余裕がある」ということも付け加えたい。 たいてい、現地教師(例えば中国なら中国人の日本語教師)はさまざ…

J先生と食事

学校のためではなく、生徒のために仕事をすべきだ。 昨日は変えられないが、今日や明日は変えられる。過去にとらわれすぎないほうがいい。

机の配置を変えると

空気が変わる。気分も変わる。 1年間、机をコの字型に配置してきた。 料理を作った時、I字にしたら、それで授業を続けたいと学生達が言ったので、試してみた。 欠点は、後ろまで注意が届きにくいこと。 全員での相談とか、グループでの共同作業に向いていそ…

3秒は長い

「多人数の時は、観衆一人につき三ー五秒程度、視線を送る」 『外見力で好感度アップ』(日本経済新聞土曜版 2005.1.29) 作文の授業で使用した記事より。 実際にやってみせた。1人の目をみて、「1,2,3」と数える。 すると、3秒のなんと長いことか。 アイコン…

授業に対するフィードバック

フィードバック用のプリントを配り、回収。 次のコマは授業がなかったので、質問は手紙を書いて回答する。 良かった点 表情豊か 雰囲気が良かった・活発 文型の導入が分かりやすい・新しい・おもしろい 学生とよく交流している 教師も学生もよく演じている …

板書の練習(Xさんからの話)

以前、師範系の学生は、毎朝授業が始まる前に、板書の練習をさせられていたらしい。だから高校などの先生は字がきれいだったとか。 日本でも、教師の板書がきれいであることに越したことはないが、そこまで意識的に扱われることはないように思う。

問いかけのモデル

毎日一人ずつ発表させている。 今のところ、学生は自分のことを話すというより、どこかで聞いた話などを発表することが多い。それはそれでいいと思う。自己開示をしたい人もそうでない人もいるからだ。 ただ、質問が物足りない。 学生がする質問は、話の中に…

教師の醍醐味

代講で、2年生のクラスへ。代講とは言っても、自習。監督だけ。 数人の学生が質問に来る。 〜テイルトキ、〜テイタトキの違い 「閉まる」と「閉じる」の違い パーティー「に」招待する(なぜ、パーティー「で」誘うではないのか) ト、バ、タラ、ナラの違い …

クラスのテンション

明らかに盛り上がる時と冷めるときとがあるのだが、どういうときに盛り上がって、どういうときにだめになるのか、つかみきれていない。

このところ

理屈っぽくなりすぎていたかもしれない。音楽のように繰り返して覚えさせることも必要だ。文法の用法を知っておくのは大切だが、それを直接見せて提示しなくてもいいのだ。

T先生より。リターンマッチの場を作る。 例えば作文の点が悪くても、書き直して再提出すれば点をあげる、など。

できるだけ

視覚的に。文法用語は少なくする。

ゆっくり考える時間を取るのもいい。発表してくれる人が変わる

いつもはその場で例文を考えて言ってもらうだけだが、今日は書く時間を長めにとって、発表してもらった。1,2文しか書いていない人も、アドバイスしてもっと書いてもらった。 例えば「もし私が人魚だったら、海の底で遊びます。」だけ書いた場合。 「その海の…

間違えてもいいんだよ、っていうか間違えなさい!

どんどん言って、どんどん間違えてください。一回や二回間違えた位じゃまだ足りないのです。 おとなしい人ほど、顔が明るくなった。

Nさんとお会いする

Oさんのお友達。帰国後のこともしっかり考えている。 「初級でも言いたいことがあれば結構言える。イラク情勢とか、新聞についても話せるもんよ」。 いかに言いたい場面、言わせる場面をつくっていくか。

名言集より

自分がうまいうまいと思っているときは、逆に芸は下がり、おれはまずいとか、いけないなと思った時には、芸は上がるもので、 本人の意識とは反対である。三遊亭円生

いかに相手にことばを使わせる環境を作れるか。 ことばはまだまだこれからだが、頭は大人。いかに尊重するか。

クラス内で働く力:でしゃばりは嫌われる

日本人と似ているようで、メンタリティはよく分かる。 「質問したいが、周りの人に迷惑になるから、授業後にしよう」 「多分下らない質問だから、やめておこう」 「この単語知らないのは自分だけだろうな、クラスの進行を止めるから質問しないでおこう」

殺していた

今思えば、先学期、私は学生を殺していた。 文法の導入や練習で笑いはとれたし、雰囲気も悪くなかった。けれど、クラス全体としては、いつも「おとなしい」「反応がにぶい」と言われていた。それは私のせいでもあったのではないか。 質問を授業内でいつでも…

タ形導入勝因

テ形をタにすればいいという比較的簡単な活用だった。 こちらから「テ形をタにすればいいですよ」と説明せずに、考えさせた。 全体と個人との練習のバランスがとれていた。

指名せず、目をみて問いかける

「寝る前に何をしますか?」という質問。 個人に当てずに、コの字の真ん中の空間を移動しながら学生の目を見るということをしてみた。目が合った人は、嫌でも自分なりの答えを考えるようになるようだ。特に指名しなくても、ぽつぽつと答えが出てくるようにな…

教師が動くことで空気が動く

どうしても前に座っているひとばかり元気になる。単純なQ&Aでも、教師が移動することによって、後ろに座っている人にも適度な緊張感を保つことができる。

「それ、日本語で何ていうの?」

今日は、餃子作りについて、そんなに深くつっこむつもりはなかった。が、いったん皮を作るところからはじめると、皮をのばす、あんを置く、包む、ゆでる等の語彙を知りたがった。最後はしょうゆに「つける」まで!殆どの学生が、その動作をして、私が日本語…

先生の気質がうつる?

発音テストにて。 M先生のコメント: 「今3ヶ月勉強した時点でうまいから怖い。欠点を上手に隠しているのではないか。もっとはっきりと間違えて欲しい」。学生がかなり練習してきたのを知っているので、ちょっともやもや。 と同時に、私の気質が教室全体に広…

コメントする時の注意点

良い点も積極的に伝える。(悪い点だけ指摘すると落ち込む) 悪い点の指摘は、具体的な改善案を提示する。

最近くどい

雑談をするとき、学生がほぼ分かっているのに、もう一度繰り返して話してしまう。最近の私の悪い癖。 理由1:学生がこちらのことをよく聞いてくれるので、つい調子に乗って話してしまう。 理由2:分かっているかどうか不安で、もういちど確認したくなってしま…

昨日見学したおかげで

自分の授業改善のためのヒントを得ることができた。今後もできるだけ見学に行きたい。

「あなた」と話しているように

大勢の前で話す時、たくさんの人と目を合わせることは大切。だが、今まで、視線を合わせることにだけ意識を向けていた。つまり、視線が合えばもうそれで成功だと思っていたのだ。 今日ふと授業で話しながら気づいた。視線を合わせる人と、個人的に話している…